ひと足先に今年の桜が満開の宴を終えた週末の今日、好天の中 恒例のかわもとひろのぶワンマンライブが神奈川県藤沢市の新堀ライブ館楽友ホールで行われました

今回のステージでは新曲披露がなく、かわもとさんはそのあたりにジレンマがあったようですが そんな心配をよそにたっぷり楽しめました

〜京浜賭博地帯♪〜

今回初めてこの曲にマリンバの伴奏が加わると知って楽しみにしていました

さだまさしの”胡桃の日”を思い出しますが 転がるような曲調にはマリンバはよく似合いますね

出来ればかわもとさんがもっとノリノリに
左右の肩を上げたり下げたり踊りながら歌って欲しかったですが、腰が痛かったのかもしれませんね^ ^

丸みのある温かな音色のマリンバがやや粗暴な内容の歌を包み込んでいった演奏はとても新鮮でした

因みにコアなファンの方は記憶にあると思いますが1988年にこの曲が出来た際の最初の音源、すなわち翌年のAXIAミュージックオーディションに提出されたこの曲の一番最後には確か

「ごめんね、ツモっちゃった?^ ^」

と可愛いらしい女性の声とズッコケを表すサックスの低音が入ってました

ライブで演奏頻度の高い曲なので毎回密かに期待しているのですが 槇原敬之にグランプリ&メジャーデビューをさらわれた悔しから未だ立ち直れないためか? その部分は本日のステージでも割愛されたままでした

きっといつかライブでも再現してくれるだろうと心待ちにしています

サックスのズッコケ音はウインドシンセのかわもとさんなんでしょうが 肝心の「ごめん、ツモっちゃった?^ ^」は誰が?

まさか充代さん? 
えっ、小貫さん? 
えー、、仁多さん? 
ひょっとして、岩岡さん? 

いっそライブ毎の当番制というのはいかがでしょうか?\(^^)/

念のため男の声、マーチンさん、岩佐さんは不可ですからね 
無論かわもとさん本人も駄目です!^ ^
 

 
〜 大いなる坂道 ♪ 〜

私が初めて「大いなる坂道」を聴いたのが1983年5月22日  音色を付けた日本文学、、それがその日の印象でした

曲の中に日なたと日陰が見えて、、
間奏に入る手前で悶々とした心持ちが
一旦昇華する
「少しずつ空が高くなる・・」

「見つめ合うよりは ふたり手をつなぎ
 歩いてゆきたいね 
 いつか話したね でも怖くなって
 振り返りたい
 大いなる坂道は続く」

半世紀近く前に立った鳥肌をいまも覚えています
これやっぱり音色を付けた日本文学ですよね

そして言うまでもなく この曲、この歌詞とこのメロディ、、かわもとさんにしか作れない

今日もこの曲を聴くことが出来てしあわせでした
 

 
〜 紙飛行機のラブレター♪ 〜

この曲のお楽しみはもうなんと言っても間奏! 

私が無類の柴犬好きだからか
「・・縛る紐を解き放せば 自由になれる 身軽になれる・・」あたりでドッグランの柵の前で突撃準備完了の黒柴くんが目に浮かび、、
間奏のバイオリンに入るやいなや柵が開いて 
“それ行け〜っ!!” 

たぶん楽曲の趣旨とは大きく違うのでしょうが まぁ聴き手は勝手に様々な楽しみ方をしているということでお許しください^ ^


〜  追憶 ♪ 〜

突然そこでメロディが変わる

誰か迎えに来たの?
少し疲れていたの?
最後に夢は見たの?
眠るように目を閉じて

3つの短い問いかけに
“代わりに” 答える優しいバイオリンとマリンバの音色

今年も桜の季節が通り過ぎようとしています
 

 
〜 キッチン馬鈴薯 ♪ 〜

紙飛行機のラブレターの歌詞じゃないけれど
ちゃんと気持ちは届いて もう一度奇跡が起こったんですね  

今日 この藤沢市のライブ会場で
半世紀ぶりにキッチン馬鈴薯のマスター、ママさんと再会

キッチン馬鈴薯のジンギスカン定食がなかったら
今日のライブもなかったはず  人生は違っていたはず

これ以上あれやこれや外野が言うのは野暮ですね

みんながんばったね
キッチン馬鈴薯に乾杯! 人の愛に乾杯!


かわもとさん、かわもと楽団の皆さま、音響、照明初め会場関係者の皆さま、今日も素敵な時間、楽しさ嬉しさをいっぱいありがとうございました
 

 
〜本日のセットリスト〜
【第1部】
相模線旅情
Strawberry Fields
桜の花が咲く頃に
京浜賭博地帯
異国の友*
スゥスゥ*
大いなる坂道*

(* ピアノ弾き語り)

 

【第2部】
紙飛行機のラブレター
セブンスターの箱が空になるまで
追憶
おかあさん
キッチン馬鈴薯
モデラート

【アンコール】
希望の船
父娘日和

〜出演〜
かわもとひろのぶ
和田正昭(ギター)
岩佐敏哉(カホン・コーラス)
河本充代(ピアノ)
仁多理恵(バイオリン)
小貫ますみ(シンセサイザー
岩岡美希(マリンバ)